築年数の経過した建物は、本当に価値が低く賃料が稼げないのか?
賃貸住宅の商品作りをしているのは賃貸管理や賃貸募集業者の方々です。
彼らは、立地や築年数や物件の広さや仕様などから家賃設定をオーナーに提案するわけですが、借り手が早くついてくれた方が商売につながる訳ですから、当然無難な価格に落ち着いていきます。
いまだに新築というキーワードはお客受けも良いようで、築30年以上となると、設定家賃が極端に低くなる傾向にあります。
果たしてその古い物件は、本当に商品価値が低いのでしょうか?
どんな業種も本来、商品(プロダクトやサービス)作りが事業の根本であり、商品戦略と価格戦略はとても緻密に検討されるべき非常に重要な要素です。
しかし、賃貸住宅の市場では、商品開発もしない、価格戦略も特に持たず、なんとなくの周辺マーケットとの比較でしか語られないのはとても残念なことです。
古い建築も構造さえしっかりしていれば、むしろ新築よりも築年数が経っている建物の方が、魅力ある住まいに変化させられる可能性が高いということが商品供給する側が理解されていません。
▼住宅と水産加工場だった建物をホテルにコンバージョン。RC構造でしっかりとした造りだったので、見違えるように綺麗に。(UMIHOTEL ANNEX Produced by APSTUDIO)
▼これが元の建物。建物を生かす企画力が肝。
建物の本来もつポテンシャルを見極め、斬新で価値ある企画によって、魅力ある物件に蘇らせる。
これがBespoke Apartmentsで、私たちがチャレンジしたいことでもあります。
Bespoke Apartments Serviceは、既存建物の構造診断から活用企画、設計から施工までの一気通貫サービスです。
建物のバリューを上げて、ブランディング力により、街に必要な建物に蘇らせます。
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